バージョン: Stable-3.3

json_exists

json_path 式によって位置を特定できる要素が JSON オブジェクトに含まれているかどうかを確認します。要素が存在する場合、JSON_EXISTS 関数は 1 を返します。そうでない場合、JSON_EXISTS 関数は 0 を返します。

ヒント

すべての JSON 関数と演算子はナビゲーションと overview page に一覧されています。

クエリを生成列で高速化しましょう。

JSON オブジェクトが json_path 式で特定できる要素を含んでいるかどうかを確認します。要素が存在する場合、JSON_EXISTS 関数は 1 を返します。そうでない場合、JSON_EXISTS 関数は 0 を返します。

構文

json_exists(json_object_expr, json_path)

json_object_expr: JSON オブジェクトを表す式。このオブジェクトは JSON カラム、または PARSE_JSON などの JSON コンストラクタ関数によって生成された JSON オブジェクトであることができます。
json_path: JSON オブジェクト内の要素へのパスを表す式。このパラメータの値は文字列です。StarRocks がサポートする JSON パス構文の詳細については、 Overview of JSON functions and operators を参照してください。

BOOLEAN 値を返します。

例 1: 指定された JSON オブジェクトが '$.a.b' 式で特定できる要素を含んでいるかどうかを確認します。この例では、要素は JSON オブジェクト内に存在します。したがって、json_exists 関数は 1 を返します。

mysql> SELECT json_exists(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.b') ;

       -> 1

例 2: 指定された JSON オブジェクトが '$.a.c' 式で特定できる要素を含んでいるかどうかを確認します。この例では、要素は JSON オブジェクト内に存在しません。したがって、json_exists 関数は 0 を返します。

mysql> SELECT json_exists(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.c') ;

       -> 0

例 3: 指定された JSON オブジェクトが '$.a[2]' 式で特定できる要素を含んでいるかどうかを確認します。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトがインデックス 2 に要素を含んでいます。したがって、json_exists 関数は 1 を返します。

mysql> SELECT json_exists(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[2]') ;

       -> 1

例 4: 指定された JSON オブジェクトが '$.a[3]' 式で特定できる要素を含んでいるかどうかを確認します。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトがインデックス 3 に要素を含んでいません。したがって、json_exists 関数は 0 を返します。

mysql> SELECT json_exists(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[3]') ;

       -> 0